LTOのスワヒリ語翻訳
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スワヒリ語とは
スワヒリ語は、ニジェール・コンゴ語族ベヌエ・コンゴ語群のうち、バントゥー語群に属する言語です。表記には、ラテン文字とアラビア文字が用いられています。
アラブ系商人とバントゥー系諸民族の交易の中で形成された言語のため、アラビア語の借用語が多く存在している他、ペルシャ語や英語からの借用語も多く含まれています。スワヒリ語は方言が多様で、20世紀にスワヒリ語の使用域が急激に拡大したことで、新たな方言が生まれたことも特徴的です。
世界におけるスワヒリ語の位置づけ
スワヒリ語は、アフリカ東岸部で国を越えて広く使われている言語です。スワヒリ語をもっとも使用している国はタンザニアで、他にはケニア、ウガンダ、ルワンダ、コンゴ民主共和国など、約7000万人の人々に使われています。アフリカ連合(AU)においては、英語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、アラビア語と並び、6つの公用語のうちの1つに制定されています。
現代では内陸アフリカにも普及し、アフリカの地域共用語としての重要性も増してきています。スワヒリ語話者の増加と言語の地位上昇に伴い、世界各国の放送局がスワヒリ語の放送を開始しているという背景からも、今後スワヒリ語は世界的にも需要の高い言語の1つになることが予想されます。